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尾瀬燧ケ岳山スキー   

2008.04.26 (土) 晴れ後濃霧後雨    金田  晏

桧枝岐への道中で三岩岳や大戸沢岳が快晴の空の下、真っ白な山容が眺められたが御池の駐車場に着いた頃にはすでに天気は変わりはじめていた。御池は標高1500mで燧ケ岳まで846mの標高差である。山頂は双耳峰で柴安ーと爼ーからなっている。8時50分シール登高で出発。広沢田代から北東に派生する尾根に取り付きブナ林の中の登高。広沢田代は未だ厚い雪原の下だ。風が強くなってきたのでヤッケとオーバーパンツを着用し熊沢田代へのブナ林の急斜面を登る。

熊沢田代は窪地になっていて雪の少ない年は水浸しの木道が出ていて板を脱がなければならないが今年は未だ全面雪に覆われているので大丈夫だ。ここから目指す山頂への斜面は濃霧に包まれている。先行者の跡があるが念のため地図とコンパスで方向を確認して頂上を目指す。樹林帯を抜けると山頂から広がる大斜面の下に出る。ホワイトアウト状態なので右手の這い松帯を意識しながら登る。山頂直下の平坦の雪上に板をデポし岩の重なる山頂に12時13分着。濃霧で直ぐ西側の俎ーのピークも見えない。強風が吹きつけるので早々にデポ地点へ下る。行動食を口にしながらシールを外して下る準備をする。

12時45分滑降開始、滑り出しのオープンバーンは濃霧で斜度が読めず慎重に滑り、緩斜面の樹林帯を抜けて熊沢田代へ直滑降、田代の底部で板を脱いでつぼ足登高で広沢田代を見下ろす斜面上で大休止、ゆっくり腹ごしらえをしてブナ林の斜面を一気に御池まで下り、13時30分下山する。程なく大粒の雨が降り出す中帰路に着く。



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