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恵那山−広河原ルート     山田 隆史(記)+友人
2003年3月21日

記録  広河原ルート登山口(長野県阿智村戸沢) 8:00発 
     1716m地点 10:00(「1716m」の看板有り)
     恵那山頂  12:10着
     恵那山頂  13:00発
     登山口    15:30着

 今回は是非積雪期の恵那山を登っておきたいといことで職場の山好きの人「熊木さん」と意気投合しこの計画が出来上がった。最近、ハーフマラソンなどコンスタントに体を動かしているので体は軽かった。
 さて、車で恵那インターから約30分ほどで園原インター、戸沢方面に進路を取りだんだん細くなっていく道路を進む。富士見台へ至る落石が頻発してそうな林道をたどり、登山口の看板に行き着く。準備をして8:00出発。
 まず、川を渡渉する。増水時は渡れなくなるそうだ。下山時に大雨だったりすると、十分注意した方がよさそう。我々ともう1パーティ(夫婦)入っていたが、その夫婦の旦那が渡渉時に川にはまったそうだ。その日は、たいした流量でもなかったが…。
 対岸はいきなり急勾配になっておりジグザグに登っていく。雪は30cmほど。トレースが付いていた。2時間ほど登りがきつく、雪はしまっており、いいペースで高度を稼ぐことができる。稜線に着き遠望できるようになると、まず御岳が見えた。その後乗鞍、中央アルプスが現れ、好天に恵まれたことを感謝する。
 好天どころか暑いぐらいで積雪期というか、恵那山ぐらいの標高なら、もう残雪期だ。そうこうしているうちに1716m地点に着くと、すっかり南アルプス連峰がすべて望めた。そのすばらしさにしばらくふたり絶句した。恵那山はずっと樹林帯でおまけに頂上も見晴らしが悪いというのが定説だけど、この広河原ルートは稜線からのパノラマはかなりイイ。(多少、季節的に落葉した樹林であったこともあると思うが。)中央アルプスが縦に望めるのもオツだと思う。横に見るのと違い、なんかデカイ山塊となる。
 途中なんの問題もなく主稜線とのジャンクション。(「恵那山→」の看板有り)積雪は十分、2mぐらい。もう一息で頂上だ。頂上に近づいても樹林帯であり、突然ピークに出る感じがする。
 ピークに12:00着。ふたりで記念写真を撮った。祠はすっかり雪に埋まっており、しばらく歩いたところにある避難小屋やトイレは屋根しか見えない。
積雪約3mから4mということか。熊木さんは携帯電話で行きつけの居酒屋の大将に電話をした。もう、「超」のつくほどの常連である。すぐ電波が切れてしまったが、それでもメールを打っていた。ほとんど家族と化していると思われる。
この方の話をし出すと原稿用紙3枚分ぐらいはゆうにいってしまうので、とりあえずここまでとする。自分にとっても感無量。ず〜っと職場から望んでいて、ああ、いつか行くぞぉ、(くそっ、こんな仕事ぉ)と思っていたからひとしおだ。
 さて、帰路はもと来た道とする。富士見台方面に進路をとり、林道を下り車に戻る方法もあるが、なにせ遠い。これは以前行ったとき、やたら長かったという記憶がある。それに比べて広河原ルートは圧倒的にコンパクトだ。このルートについては、ホームページ”@恵那山(あっとえなさん)“に詳しく地図付きで紹介されているので、必見です。実はこのルートは平成13年に整備されたそうで、中津川市の黒井沢ルートが林道の通行不可で使用できないこともあり、恵那山に登る一押しルートだと思います。


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