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大峰弥山山行報告

1994年8月 芝 正人・高馬 清三(職場の先輩)

☆ コースタイム
8月17日(水) 神戸三宮(7:00)→下市口(9:15)→天川川合(10:20/10:40)→栃尾辻(12:40/13:00)→狼平(14:30/14:45)→弥山小屋(15:45)
8月18日(木) 弥山小屋(6:40)→八経ヵ岳(7:10/7:20)→弥山小屋 (7:50/8:00)→一ノタワ(9:10/9:30)→ナメゴ沢出合(12:30)→天ケ瀬(13:10/14:05)→上市(15:50)→神戸三宮(22:30)

◇鶴橋から下市口、上市から阿倍野間は近鉄電車利用、下市口から天川川合、天ケ瀬から上市間は奈良交通バス利用(バスの時間などについては、岳人の夏山情報誌を利用した)。
◇必要経費 15、000円程度(交通費及び弥山小屋宿泊費)
◇地図 25、000分の1 南日裏、弥山

☆報告
 盆過ぎに休暇が取れたので、前から行きたかった大峰弥山の山行を計画したところ、職場の先輩の高馬さんが参加してくれた。先輩には、計画段階から賛同してくれ、仲間とともに久しぶりに泊まりのある山行ができてとても感謝している。
 当日は、久しぶりに早く起きたせいか寝ぼけ眼のまま電車に乗り込んだ。しかし移動時間が長く、十分休息が出来たのでまずまずのペースで歩きだすことが出来た。心配された日差しも木立の中の道で快適だ。途中、栃尾辻と狼平で十分な休憩を取り、美しい原生林の中を弥山小屋へと辿り着いた。本日中に八経ヵ岳に行く予定であったが、あせらないで行こうと決め、翌日に行くことにする。そうと決まれば宴会の始まりとなり、山小屋の宿泊客、大峰にはめずらしい(?)テントを担いだ単独行の女性を巻き込み、台高山脈に暮れゆく夕陽を見ながら宴会は盛り上がっていくのである。

 翌日、弥山は霧の中で八経ヵ岳では晴れると期待して行くが、期待は見事に裏切られ山頂はガスの中であった。昨日の内に登っておけばと悔やまれたが、後の祭り、また行けると思い下山にかかった。一ノタワからの下山道は、天ヵ瀬への標識があるが25.000分の1の地図とは少し異なるので注意してほしい。途中、行者還トンネルの東口より延びる私有林道に入り込み1時間近くロスタイムをしてしまう。この林道は地図にも載っておらず、ナメゴ沢の林道と方向が合っているため入り込む確率が高い。結局、工事をしていたおっちゃんに指摘され初めて気づいた。私たちの後から降りて来た3人パーティーも同じように間違ってしまったと帰りのバスで聞いた。時間に余裕があったので問題なく天ヵ瀬のバス停に辿り着いたが、夏の個人山行ではすべて道を間違ってしまった。山行を行う上で自分の大いなる欠点であると深く自覚して山行を行いたい。帰り道、鶴橋で焼き肉に舌づつみを打ちながら、次なる山行の話しに盛り上がる2人であった。



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