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剣山−三嶺縦走記録(四国を代表する縦走コースに行ってみよう!)

 1994.7月11-12日 芝 正人

7月11日 神戸須磨(16:00)見ノ越(22:30)
7月12日 見ノ越(5:40)剣山(6:30)ジロウギュウ峠(7:00)ジロウギュウ(7:20)丸石(8:00)丸石分岐 (8:20)高ノ瀬(9:30)白髪分岐(10:40)三嶺(11:30/11:50)名頃(13:30)見ノ越(15:20)見ノ越(16:00)神戸須磨(13日1:10)

地図 25000分の1 剣山 北川 久保沼井 京上
必要経費 16.000円(交通費のみ)

* 神戸から見ノ越まで自家用自動車利用、5時間はかかると思います。また、自家用車を利用すると名頃から見ノ越まではバスがないので歩かなければなりません。(10km)
* 三嶺からの下り菅生への道と、水場への道に入り込みロスタイム30分。

報告
 白山の山行の余韻が残る中、今月の第2の山行、剣山〜三嶺へと出発した。去年の東四国国体参加の後、四国の2大縦走ルート石鎚〜瓶が森と剣山〜三嶺は行こうと決めていた。石鎚〜瓶が森は、昨年11月実行できたので、今回は剣山〜三嶺へとチャレンジしてみた。 11日朝に仕事を終え、白山の反省を基に用意をし、一路、徳島県東祖谷山村見ノ越へと向かい船中の人となった。
12日の朝は、曇り空でガスのためか、剣山は姿を現さなかった。そそくさと朝食を済ませ出発する。僕のほかに登山者らしい姿は見当たらなかった。涼しく快調なピッチで剣山まで到着した。山頂はガスのため視界はあまりきかず、平日のためか登山者の姿もなくひっそりとしている。ジロウギュウへのミヤマクマザサを横に従えた道がきれいだ。丸石分岐までの道は去年の東四国国体のコースとなっていたため整備されていたが、そこから先は、高いクマザサに覆われてピッチが上がらない。また、そのころから日が照り始めますますピッチが上がらなくなる。しかし、山頂近くまで道路がついている石鎚〜瓶が森コースに比べれば趣がある。2つを比べれば、こちらのほうに軍配は上げたい。

 汗をほとばしらせ何とか三嶺に到着、剣山、石鎚に挟まれ目立たないが三嶺は立派な峰だ。避難小屋は、丸石、白髪分岐、三嶺に立派なのが建っており十分利用できると思います。目標としていた13時に名頃に下りれそうにないので花の写真を撮りつつ下って行くが、コンパスの方向からどんどんずれて道が続いているので、不審に思っていると、管生の方の道に入っていると気付き、また登り返す。また、水場の道に入り込んで大きくロスタイムをしてしまう。反省したい。何とか名頃まで到着するが、付近のおっちゃんから『見ノ越しまでは、バスはねえじゃが』と聞き、仕方なく歩く。なんとか走りたかったが靴擦れを起こす危険があったので、速足で進んでいき見ノ越しへとゴールした。誰も労ってはくれないが、見ノ越しの売店のおばちゃんが僕のスパッツ姿を見て、粋だねーと言ってくれたのが妙に嬉しかったのである。




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