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半月山(1753.1m)    H9.4.26(土)快晴    金田 晏

 余り天気が良いので用件を午前中に済ませ、午後から妻と日光戦場ケ原ヘドライプすることにする。
中禅寺湖の南岸沿いに走って、この道路の終着第2駐車場へ。ここは半月山の南麓直下に在り足尾(江戸時代より銅山のあった町)のこう申山(892m)や百名山の一つ皇海山(2143.6m)の展望がよい。余り気乗りしない妻に20分ぐらいで登れるからとさそって半月山へ登ることにする。駐車場から石段を上り小笹の中を急登すると道は樹林帯に入り山腹を巻くように登ると視界が開けて西の肩に出た。そこには立派な展望台が設けられて在りマップガイドによると、そこからの景観は日光随一とか。木樹の梢は未だ冬枯れの装いで一寸寂しいが、眼下に中禅寺湖が広がり、菖蒲ケ浜、戦場ケ原へと徐々に高まり、その向こうは乳白色の春霞の中へ溶け込んでいる。

 午後の陽光に鈍く光っている日光山系の最高峰白根山(2577.6m)を中心に北に温泉ケ岳(2332.9m)、そして南に延びる長大な県境尾根上には錫ケ岳(2388m)と皇海山が一望できる。目を元に戻すと眼前に中禅寺湖を隔てて男体山(2484.4m)が大きくどっしりと聾え、その山容はすり鉢を伏せたようだ。その右奥には頂陵に雪を冠った女峰山(2483m)が見える。ワイドスコープを堪能して目と鼻の先の樹林に覆われた山頂に登る。往復1時間の道程だった。



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