大峰 小橡川 クラガリ又谷 沢登り

山行日
山域、ルート
大峰 小橡川 クラガリ又谷
活動内容
沢登り
メンバー
OKD、岩瀬た
装備
45mロープ、ハーケン、カム小から中8個、ナッツ1セット
行程概要
7:11 駐車地 - 7:12 入渓 - 12:45 堰堤 - 13:20 入渓点近く

大峰 小橡川 クラガリ又谷 沢登りの山行記録

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こんばんは、岩瀬た、です。

毎度おおきにOKDさんと、クラガリ又谷に行ってきました。
「目指せザクロ第3弾」
ということで入渓。
OKDさんは以前に行ったことがあるよう。
入渓点から4つの滝と奥に大滝がみえている沢で、今回は堰堤で打ち切ったので非常に短い区間でしたが、登攀の緊張も相まってめちゃ楽しかったです。

以下、山行記録です。


行程詳細

さて今回のクラガリ又、ザクロに向けての訓練山行としては、僕にとっては、結構緊張するだろうなぁの1つ目。今後これがほぼ毎週9月まで少しずつ難しくなりながら続くと思うとゲッソリした気分になるがまぁしょうがない。やってやるぜ。

駐車地について準備をし、即入渓。入渓点から主な滝は見えるし、入渓に関しては「なんて手軽な沢だ。」という感じ。

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入渓点より。

最初の小滝はひょいと越え、2つめの滝はOKDさんがリード。

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2つ目の滝

OKDさんはクラガリ又2回目でなおかつ結構良く覚えているようで、ひょうひょうと楽しそう。

2つ目の滝を無難にこなし、3つ目の滝。
僕がいかせてもらう。

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スタート!

登る前にOKDさんの「1段上がったら水線行った方が良いで。」の言葉を聞き、少し登って水線のラインを探すが、どこもツルツルそうで全く見えてこない。しかし経験済みのOKDさんの言うことを疑うわけにもいかないので、首を右に傾げたり左に傾げたりして執拗にラインを探す。
残念だが、やはり全く見えてこない。首をどんな角度に傾けても水線の岩はツルツルにしか見えない。
しょうがないので、僕に見えてる直上からのトラバースラインを登ることを伝え、満を辞してちょろっと直上し、トラバースに入る。
このトラバース、悪い!
壁面に生えるコケをこれでもかとむしりとり、ようやく見つけた持ってるのか持ってないのかイマイチ自信の湧かないホールドをつかみつつ足の入れ替えなどしてどうにかトラバースができた。1時間くらいヘバりついていたんじゃないか。
プロテクションはハーケンがよく効いていて安心感があったので、それは良かった。残置のハーケンや捨て縄とカラビナもあった。

滝の落口について、手間取りながらもナッツやらカムやらでビレイポイントを作ってOKDさんを迎える。実は僕は残置のボルトや木以外でビレイポイントを作ったことが無かったので、これは大きな成長だ。

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ビレイ点から

OKDさんと合流し話を聞くと、水線はフリクションが効いて意外に登れるらしい。
僕はまだ沢のフリクションを全然信用できていないので、ラインが見えてこなかったわけだ。
僕がトラバースラインに入っていくのを見て、「あらら、、、」と思っていたよう。

次の4つ目の滝はOKDさんが水線直登を試すが水圧に押されて乗り上がれず、左岸のルンゼ巻き。

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水線は登れず

そしたらもう大滝だ。

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大滝
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右岸ルンゼから巻き上がる。
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落口手前に出て、ロープつけて滝上へ。

木に残置の捨て縄が巻かれていたのでセルフを取ってボディビレイ。

その次の滝は滝右側を登ることにするけれど、下部がツルツルでうまく乗り上がれない。

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大滝の次の滝

ホールド豊富な水ドバドバの水線をパワーで上がって、段になってる部分をトラバースし、そこからは良い感じに滝上へ。楽しいクライミングだ。
そしてここもカムでビレイ点を作る。バッチリだ。

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パワー
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ここからは結構快適

その次の滝は一見して登れなさそうで、滝の左側は広いスラブになっている。
これは巻きだな。と巻道を目で探していると、OKDさんは「いけるいける」と。
いやいや、ツルツルやないですか!と言っているうちに登り始めてしまった。

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ちょと待ってくださーい!

まるで人知れず活躍する"関西 滝の美化活動"のようにタワシでゴシゴシと岩を磨きながら登っていく。

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関西 滝の美化活動

一心不乱に岩を磨くその後ろ姿はまさに漢である。
し、しょうがねえ、そんな姿を見せられたんじゃあたまらねえ。着いていかせていただきましょう。
とOKDさんの磨いた部分を恐る恐る辿っていくと、不思議なことに滑らない。
なるほど、ツルツルなところも慎重に選んで磨けばフリクションでいけるんだな。3つ目の滝で言っていたこともようやく理解できた。

ほほう。と思ってるうちに堰堤に出くわし、遡行打ち切り。

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奥に堰堤

右岸を詰めてモノレール軌道に沿って入渓点近くまで降りました。

下山完了。


以上、山行記録でした。
ゴルジュ入門と言われる(本当に言われているのか?)クラガリ又。
・即入渓
・ギリギリ登れる滝
・下山すぐ
の3拍子でとても楽しかったです。

ここ最近、仕事終わりにクライミングジムに行ったり走ったりして、良い感じにテンションが上がってきている。なにか目標をセットして、それに向かっていくと仕事含め生活全般に張りが出てきて一生懸命取り組めるので、とても楽しい!!

OKDさん本日もありがとうございましたー!