比良山系 厳冬期縦走

山行日
-
山域、ルート
比良山系
活動内容
厳冬期縦走
メンバー
岩瀬た、野間

比良山系 厳冬期縦走の山行記録

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明けましておめでとうございます。岩瀬た、です。
本年もよろしくお願いします。

今年一発目の山行は、じっくりと山を歩こうと思い、今冬の特色とも言えそうな積雪を期待して比良の縦走に行くことにしました。

当初1人で行くつもりでしたが、そういえば昨年に不動岩でアイゼントレーニングをした際、1月にどこか雪山歩きに行こうかという話を野間さんとしたのを思い出し、誘ってみたら行くということだったので2人で行くことにしました。

堂満岳から入って朽木までの比良山地半縦です。

以下、山行報告です。


行程概要

1/7
20:00 JR比良駅集合、出発
22:00ノタノホリ 泊

1/8 晴
4:30起床
6:00出発
10:00堂満岳
11:00 金糞峠
13:20 武奈ヶ岳
15:15 鶴瓶岳
16:00 イクワタ峠近辺 泊

1/9 晴
4:30 起床
6:30 出発
7:30 地蔵峠
10:30 蛇谷ヶ峰
12:00 朽木温泉てんくう

行程詳細

1/7

仕事を終わらせて比良駅にて野間さんと待ち合わせる。
堂満岳はラッセルになると思い少しでも早く取り付くための前夜入り。ノタノホリまで辿り着けなかったら適当なところで泊まろうと思っていたけれど、登山口からトレースがあり難なくノタノホリに到着する。トレースあってラッキーと思いつつ少し拍子抜け。

今回は雪山でツェルト泊をする練習も兼ねていたので僕と野間さんと各自でツェルトを準備する予定だったけれど、野間さんのツェルトはエマージェンシー用のツェルトで寝転がれるサイズでは無いことが3日前くらいにわかって、僕のツェルトで通すことにした。
今夜はストックで設営。
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僕のツェルトはファイントラックのツェルト2ロングの旧型。
一応2~3人サイズで、2人で入るのは初めてだったけど野間さんが小柄なおかげもあり、まぁ大丈夫な広さだった。(天気が良かったので荷物は外に出した。中に入れてもギリ大丈夫そう。)
野間さんは大学時代にワンゲル部だったようで、テント(というか今回はツェルト)の中のスペースの使い方がきっちりしていた。僕はどちらかというとテントの中で物をポイポイ広げるのはあまり好きじゃないタイプ(実際に広げずに過ごせてるかどうかはまた別問題ですが、、、笑)なので、良かった。

1/8

4:30に起床して朝ごはん食べて出発。
トレースあるから楽々と思ってたけどツボ足では流石にズボズボなのでわかんをつける。
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しかし、程なくしてトレースが終わってしまった。
よーし待ってましたとばかりにラッセル開始。
序盤はスネから腰くらいだったものの、傾斜があるところでは頭くらいの高さになったりもして思う存分に交代番子でラッセルをする。
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野間さんも今回はラッセルトレーニングと思ってたみたいで、かなり頑張ってくれていた。タフガールだ。ラッセルのコツを話しつつ試しつつで進んで、後半はなかなかサマになってて良いペースでいけたので良かった。
トレースをつけるのはしんどいけれど、後ろを振り返って進んできた道を見るとやはり気持ちが良い。

堂満岳の頂上で少し休憩して金糞峠へ。登りほどしんどくは無いけどボチボチの進み具合。

金糞峠からはバッチリのトレースがついていたのでルンルン気分で武奈ヶ岳へ。

武奈ヶ岳山頂は晴天の下たくさんの人がワイワイしていた。
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良い天気だ。
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写真をとったり、これから先の山並みを眺めたりして一服後、北稜線へ。

ここからまたラッセルだろうと思っていたけれど、反対から進んできたわかんのトレース1人分が伸びてきていた。
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このトレースは結局蛇谷ヶ峰まで続いていて、どうやらタフガイがいた模様。たった1人延々続く足跡を見るだけで、どんな人なのか見てみたくなる。

トレースにだいぶ助けられて、鶴瓶岳を越えて予定通りイクワタ峠へ。
日没まで時間があったのと風も弱い予報だったので、雪斜面を削ってツェルトを被せて泊まってみることにする。
雪洞に関して細切れの知識しか無かったけれど、雪崩なさそうな雪質、地形ということと積雪深が充分にあることを確認して作業開始。
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幅をツェルトのサイズギリギリにしてしまったのでちょびっと隙間ができてしまったけれど、高さがあってなかなか快適な空間ができて良かった。
今回は雪洞とは言えない作りだったけど、今冬こそ悪天候でもきちんと過ごせるような雪洞を作って泊まってみたい。

野間さんの用意してくれたミートパスタ&たらこスパゲッティを食べて就寝。気温も低く無く、快適な夜だった。
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1/9

今日も晴れ。
トレースがあることで気も緩んで結構ゆっくりと朝を過ごして出発。
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琵琶湖一面に雲海が広がって、とっても綺麗でした。
ここから先は急な登りとかは無いものの、水平移動が多く、広くなったところを通ることが多いのでガスったら嫌だなと思ってたけど、全て杞憂に終わった。
天気は良く、トレースはあり、快適そのもの。
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スノーハイキング感すら漂う。

トレースをつけてくれた会うことの無いタフガイさんありがとう。

ちゃきちゃきと進んで昼前に蛇谷ヶ峰に到着。
武奈ヶ岳から歩いてきた道のりが見えて気分良し。
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しばらく休憩して、よく踏み固められた道を歩いて、朽木温泉てんくうで温泉に入り、岩魚山椒煮そばを食べ、シャトルバスという名の軽バンに乗せてもらって朽木の町まで行き、バスで安曇川駅へ。

電車に乗って家に帰りました。下山完了。


以上、山行報告でした。

久しぶりに雪山を半泊+1泊2日、歩くことができて良かったです。
体力作りはやはり山に入るのが1番だとまた思いました。
今回はラッセルは堂満岳だけだったので予定より早く歩けましたが、フルラッセルだったら3日間くらい欲しい感じでした。
また、南比良は1度も行ったことがないので、そのうち行って、良い感じだったら冬の比良全縦もしてみたいです。

野間さん、ラッセルお疲れ様でした、お互い雪洞の勉強してまた行きましょう!!