雪彦山 地蔵岳 東稜 ノーマルルート マルチピッチクライミング

山行日
山域、ルート
雪彦山 地蔵岳 東稜 ノーマルルート
活動内容
マルチピッチクライミング
メンバー
O田、T口、Y田、N間

雪彦山 地蔵岳 東稜 ノーマルルート マルチピッチクライミングの山行記録

こんにちは。N間です。先日、雪彦山地蔵岳に行ってきました。昨年10月にフォローで連れて行っていただいた場所でしたが、今回はN間とY田さんのリードの練習のため、N間とO田さん、Y田さんとT口さんのペアになってベテランのお二人に山行計画の立て方を含めて一から指導いただきました。

8:00駐車場
9:00登攀開始
12:30地蔵岳登頂
13:30駐車場

駐車場に到着すると10台弱の車が止まっていました。やはり晴れた土日は混むようです。

準備をして、N間とY田さん先頭で出発。取付きまでは一度来ていた場所だったのでわかるだろうと思っていましたが色々と苦戦し、会の記録でもよく目にする”取付きまでが核心”という言葉を身に染みて実感しました。取付きに到着すると混雑はなく一安心。後ろから1パーティ来られていましたが先に準備ができたので先行することにしました。

1P III+

前回来た時にはホールドが明確でなくて難しい印象でしたが、今回はホールドも見え、落ち着いて登れば怖さを感じることなく登れる印象に変わっていました。途中旧終了点のリングボルトに釣られて左上してしまいましたが、その少し右上部にも新しいグージョンボルトがあったので、次に行くときは直上で登りたいと思いました。終了点はグージョンボルトです。

2P III+

ここも前回かなり苦戦した印象でしたが、ホールドも明確で安心して登ることができました。終了点はテラスにある立木。
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3P II

4P目の取付きまでトラバース。ボルトの終了点を通り過ぎてチムニー下の立木まで行ってしまいました。

4P チムニー VI

前回全く苦戦しなかったのですが、リードだと怖くなってどうしてもチムニーに入り込みすぎてしまい辛くなりました。O田さんより、もっと外に左足を飛ばして!とアドバイスいただき何とか耐えました。また苦戦中、変な方向に引っ張られるなと思っていたのですが、なんと腰につけていたヌンチャクが勝手にロープに掛かっていました。焦って無理な体制になったことが原因だと思います。もっと丁寧に登らなければいけないなと思いました。途中にボルトの終了点がありましたが、その少し上のテラスに立木があったのでそこを終了点にしました。

5P 馬の背リッジ III

4P目の終了点から少し歩いて5P目の取付きに到着。階段状で安心して登ることができました。記念碑を左から巻こうとしてしまいましたが、右からと教えていただきました。終了点はテラスの立木。ここは少し声が通りにくかったのか、私のビレイ解除の声がO田さんには聞こえなかったとのこと。一方私はほかの人の声をO田さんのものと勘違いしてロープアップしてしまいました。数人の声がある場合は名前を呼びあったり、声が重ならないようにする、または笛を使わないといけないと思いました。テラスは眺望もよく、上昇気流ルートに登攀者が見えました。
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6P 山頂フェイス VI

5P目の終了点から少し歩いて6P目の取付きへ移動。前回高度感のある足場にかなり苦戦した記憶がありましたが、しっかりしたホールドがあったので安心して登ることができました。終了点はボルト。1P目にカムで支点を作る練習をさせていただいたのですが、O田さん曰く全然効いていなかったとのこと。サイズが一つ小さく、開ききっていたことを確認できていませんでした。
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Y田さん、T口さんも後から登ってこられて、無事登攀終了。フォローで登った時よりも嬉しい充実感でいっぱいでした。
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その後はさっと下山し、O田さんおすすめのハンバーガー屋さんに連れて行っていただきました。あいにく、ハンバーガーは売り切れていましたが、ピザがあるとのことでカルボナーラピザと野菜たっぷりピザを注文。本格的ピザでとってもおいしかったです。
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今回はマルチピッチ初リードということで、終始緊張して心臓がバクバクしていましたが、O田さんが常にナイス!と励ましの声をかけてくださったおかげでその度に心を落ち着けながら登ることができました。また緊張と共にアドレナリンがすごく出ていたのか、わくわく感がすごくて病みつきになりそうだなと思いました。すごく楽しかったです。沢山教えてくださったO田さん、一緒に登ってくださったT口さん、Y田さんありがとうございました。
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以下、学んだことメモ

  • フリーと違ってマルチの支点は弱いので、ギリギリで登らないこと。無理そうだったらクライムダウンで降りる。それでもダメなら静荷重でロワーダウン。不意落ちは絶対に避ける。
  • 取付きまでのルートは、事前に山行記録を見て目印をチェックしたり、分かりやすい尾根を見つけて登るなど、迷わないための対策をとっておく。
  • ギアの受け渡しは一つずつ声を掛け合いながら確実に行う。
  • 各用途別のカラビナ・スリングのセットは登攀中にバラバラにならないように工夫する。例:支点構築セット(安環小×2、安環大×1、240スリング×1)を一つにしておくと便利。安環小を一つしか使わない場合も残りの一つはスリングにかけておいてバラバラにならないようにする。
  • 立木は生きているのか死んでいるのか確認する。生木であれば自分の腕周りくらいあれば体重は耐えられる。枯れ木であっても十分に太ければ使ってもいい。正し、押したり引いたりして強度を確認する。
  • 今回、リードをしていてこのまま進んでロープが足りるのか心配になることがあったが、これついては、基本的にフォローからロープが半分出たところ、残り30m、20m、10m、5mなど適宜声掛けする必要があるとのこと。ただ、心配なときはリードから聞いてみるとよい。
  • 縦に入っているハーケンは抜けやすいので、ほかに支点が取れるなら取る。
  • 1ピン目をかけ忘れない。
  • パートナーとのコールはとにかくお腹の底から声を出すこと!