比良山系 八幡谷 沢登り

山行日
山域、ルート
比良山系 八幡谷
活動内容
沢登り
メンバー
Tさん、須川(記)

比良山系 八幡谷 沢登りの山行記録

最近山に行けている。昔のように休みの全てを山に捧げるような行き方はできないが月に2回は沢登りや、クライミングと楽しめている。

今の会の若手メンバーの情熱に影響を受け、重かった腰が浮いたのでありがたい。仕事や家庭との両立を図りながら長く細く山を続けるに無理のないペースで楽しみたい。いつも山行を共にしてくれるTさんには感謝だ。

今回の八幡谷も、入会したての頃にS先輩と行った記録はあるが、記憶には全くない。隣の貫井谷と同じく3級の沢で、すべて直登できる人気のルートで知名度は高い。前夜初で出発し取付き地点で幕営。お互いヒルに噛まれながら昔話に花を咲かす。

翌朝7時に出発。いきなり出てくる巨大堰堤を超えて入渓。流木が多く暗い印象だ。遡行図はあるが、同じような3m弱の小滝が続き現在地の特定が難しい。水量も落ち着いておりゴルジュをドンドン進み、二股手前の8mの滝に到着。

この沢の核心で高度感がある。自信があればロープ不要と書いてあったが、迷わずロープを出し登る。ハーケンやハンマーも持っていたが、滝の登攀中に途中で打つ余裕などなくノープロテクションで登りきる。久しぶりに沢でロープを出し緊張で体力を奪う。650mの分岐を右又に進み、「直登できるけどロープがあったほうが・・」という滝が連続し、時間よりも安全第一でロープを出しながら慎重に進む。標高が上がるにつれ傾斜も強くなり、長めのゴルジュが続き高度を稼ぐ。武奈ヶ岳の山頂近くになり沢が枯れ足場の悪い急登となる。ここはかなり足場が悪くズルズルで全く進まない。ブッシュを掴みながらなんとか這い上がる。

異常に多い羽虫の大群の中、汗まみれ・泥まみれでなんとか稜線に。最後のルートファインディングを見誤り、縦走路に出る予定が細川尾根の上部に出てしまった。

武奈ヶ岳山頂で景色を楽しみ細川尾根を下山。1997年測定のエアリアでは点線で載っているが最新の地図ではルートは無くなっている。途中何度も迷いながらYAMAPのGPSに頼りながら下山。足の筋力が落ちているので下りはゆっくりしか歩けない。

苦戦しながら15時半に車止めまで到着。最後の最後でブヨに噛まれ激痛が走る。ヒルに始まりブヨに終わる山行だが、豊かな自然も多く連続する滝登りを楽しめる日帰り遡行にはお勧めの沢であった。

Tさん、次もまた行きましょう!

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