伯耆大山 厳冬期登山

山行日
山域、ルート
伯耆大山
活動内容
厳冬期登山
メンバー
吉岡(L)、田中、岩瀬た(記録)

伯耆大山 厳冬期登山の山行記録

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こんばんは、岩瀬た、です。
大山に行ってきました。
元々の計画は氷ノ山で雪洞を掘って1泊してみるというものでした。
言わずもがな、関西で雪洞を掘れるほどの積雪に期待はできない気候なので、群馬の谷川岳に計画変更。
しかし、それも早い段階では天候に微妙に難ありだったのと、メンバーの怪我もあったので、日帰りでの大山への雪山登山へと変更となりました。

一泊二日の山行からワンデイの雪山ハイキングになったわけですが、各々が持つビーコンの操作や使い方の確認をしたり、ロープとハーネスを持って行ってコンテニュアスビレイの基本の確認をしたりして、わずかながらも次の山に繋がるような山行ができたと思います。

以下、山行記録です。


行程概要

・1/20
19:30 神戸、前夜発

・1/21
天気:曇り時々晴れ間
気温:弥山-10℃
6:00 起床
7:20 大山夏山登山道駐車場 出発
10:30 弥山避難小屋 休憩
12:00 弥山山頂 下山開始
12:30 六合目避難小屋 コンテニュアス練習
13:00 登山道途中 ビーコン操作練習
14:00 駐車場 下山完了

行程詳細

12/20

前夜、集合19:00だったのですが、僕の遅刻により19:30に出発。出だしからすみません。。。
田中さんのワンマン運転により、大山に到着。
邪魔にならないところでテント立てて小宴会。
吉岡さんが会のビーコンを借りる際に、Tさんから頂いた日本酒で乾杯。ありがとうございます。美味しくいただきました!
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割合口数の少ない(お酒が回ると余計に、、、)僕らでボツボツといろいろ、山のことや恋バナなどして、じきに就寝。

1/21

目に見えてガスってる大山に向けて出発。
個人的に、思い出すのは昨年の荒島岳。ガスでホワイトアウト寸前になり下山に緊張を感じた。
頭の片隅でその時のことを反芻しつつ、大山の地形をもう一度よく見てガスで視界が悪い場合の危ない箇所に検討をつけたりしつつ、でもせっかくなので楽しくしつつ登る。
六合目の避難小屋で休憩して、雪の吹き溜まりでラッセルの練習したり、樹林の切れる九合目で顔にパチパチと小さな雪を受けつつ弥山小屋に到着。
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冬の大山といえば北壁、剣ヶ峰。
今回は行く予定では無いので、遠望できたら良いなと思っていました。
しかし残念ながら見えず。
そそくさと弥山小屋に入って、田中さんが用意してくれた鍋にしたづづみ。
おしゃれアイテム(かつ実用的)、メスティンに具材を詰めて凍らせて持ってきて現地で温めれば完成。スピーディーでボリューミー。美味しかったです!!ありがとうございます。
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僕もいつかでかい鍋か飯盒に具材詰めてやってみよう。重いかな。

居合わせたおじちゃん(週1で大山か氷ノ山に登ってるらしい)と話す。今回は例年の3分の1ほどの積雪のよう。
小一時間ほどガスが切れることを期待して待ってみたけど、結局切れず、弥山の山頂と思しき場所で記念撮影。見えない剣ヶ峰を想像して、下山開始。
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途中、なにかのレスキュー講習で、要求者を6人で運ぶ訓練のようなものをしていた。

6合目の避難小屋に着いて、今まで知識として知ってはいるけど実際にやったことないコンテニュアスビレイの練習をしてみる。
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やってみて思ったことは、ガイドビレイは今回の3人ではまずできないのでひとまず論外にして、お互いの技術がトントンの場合のコンテニュアスに限っての感想になりますが、
まず、
・使い所が難しいし限定的(水平に近い稜線で支点が取れないときくらい?)みたいだ。
・実際にパートナーが落ちた時にとっさの対応(リッジの反対側に飛び降りる、もしくは即座にピッケルを手元のループに刺して停止させる)ができるのか自信が湧かない。
・3人連結でのコンテニュアスは絶望的なんじゃないか。
という感じでした。ガイドブックや技術書を元に練習しましたが、コンテニュアスビレイについて本番の経験がある方がいらっしゃいましたら、ご助言頂きたく思います。
難しいということがわかっただけでも、やって良かったと思います。

続けて、下山途中でビーコン操作の練習。
1人がビーコンを隠して、1人が探すという基礎中の基礎練習でした。
使った機材は、
吉岡:ORTOVOX X1 digital(会装備)(2アンテナ)
田中:MAMMUT BARRYVOX (3アンテナ)
岩瀬:ORTOVOX ZOOM+ (3アンテナ)
で、それぞれ違う物ですが自分のビーコンの大雑把な使い方は把握できたと思います。
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実際使う状況になってしまった場合の緊張感は無い練習だったので、もっと練習しなといけないなと思います。

しかし、個人的に思うことですが、ビーコン持っていくような山行をして行こうと思うようになることに6割はワクワク4割は恐怖です。
まさか日帰りの雪山ハイキングでそう思うとは。
良い練習でした。こういうことは継続して掘り下げていこうと思います。
時折小雪の降る登山道を歩いて、駐車場に到着。
下山完了。


以上、山行報告でした。

雪山ハイキングだけではもったいない気持ちがあったので、技術練習を提案して、賛成して実施してくれたメンバーにありがとうございますです。

役立つ日が来て欲しくないけど、もしもの時は役立つ技術にできるようにしていきたいです。

吉岡さん、何回も計画考えてくれてありがとうございます!田中さん、写真&鍋うまかったです、ありがとうございます!
次回に大山に来る時は、剣ヶ峰まで行きたいです。
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