冬富士 登山

山行日2013年11月22-24日
山域、ルート富士山
山行形態冬山登山
メンバーO島、I、T口、W(記)

冬富士 登山 山行記録

11月に入り寒気の出入りと共に冬の富士へと変貌していく。山頂付近の最低気温が-20℃に達する日も出てくる。突風、氷化した斜面、今回の山行はどういった経験になるだろうか。事前の予報によると気温、風ともに申し分ない好天とのこと。出発直前に一時体調を崩したものの冬の富士への憧れが勝ることとなった。23時30分JR西宮を出発し翌朝5時富士吉田へ到着。車中泊とし9時にT口さんと合流。馬返しへと向かう車中紅葉と雪富士が重なる景観が美しい。
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馬返しに車を止め登山開始。ダケカンバの森に雪は無いものの10cmを超える固い霜柱が登山道を演出してくれる。4合目辺りからうっすらとした雪道となり水の流れ道は氷化していた。心地よい体感温度と実際の気温は違うようだ。
佐藤小屋へ到着。休前日ということもあり本日は貸切り状態となる。テントを設営し雪上訓練に向かう。
スバルライン駐車場へ向かう登山道に雪は無く、斜面の上方に見える雪面へと向かい訓練開始。雪は固めで滑落停止の距離も長めとなる。氷化した斜面での停止はまず出来ないだろう。仕上げにスタンディングアックスビレーの訓練。
気がつくと日は傾き影富士が富士吉田の街に伸びる。
更に日が傾くと真後ろから照らされた富士の反対の地平線の遥か遠い雲に影富士が映し出された。
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翌朝5時30分佐藤小屋を出発。月明かりに照らされた空と登山道は寒くはない気温に更に暖かさまで感じさせてくれる。
七合目へ向かうつづら折れの道を登る頃には辺りはすっかり明るくなった。七合目半辺りでアイゼンを装着。
登山道から見える斜面は白で埋め尽くされ下界から見えていた白を間近に見る事が出来た。
下界から見たあの白い空間に自分がいるとはまだ信じられない。
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九合目上部、雪面は氷化しておらずザイルを出すことなく山頂へ。12時30分最後に私が到着。気温-6.6℃風はほとんど感じない。晴天の中お鉢を巡り最高地点へ。
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