堂倉谷本谷 沢登り

2010年7月17日~18日 メンバー 山吉、方山 他 丹波山岳会

7/17 晴れ 大台ケ原駐車場03:00-日の出ヶ岳03:30-06:00-堂倉谷出合08:00-10:00-あざみ谷出合16:00 C1

7/18 晴れ C1 07:00-林道09:00-09:30-石楠谷出合11:00-奥の二股15:00-大台ケ原駐車場17:30

長雨後の予想通りの水量で、最初の堂倉滝は迫力があり、色々な角度から写真に収める。7m滝取り付きにて丹波山岳会一行と合流。その手前のなめ滝が直登できない様な水量であれば、それから先は泳ぎの連続、あるいは大高捲きを覚悟の上で前進するべきだ。

今回は水量は多いものの、流れの弱点をつかみながら泳ぎあり徒渉ありと林道まで前進した。林道までの30m、15m各斜瀑はいずれも左岸を大きく高捲いた。途中斜10mは泳いで取り付き、古いハーケンを頼りに左岸から登る。アザミ谷出合いは左岸に高台があり、ビバーク地には最適だ。奥七ツ釜は本当に美しい。ただしよく滑る。

今回は出来る限り水線沿いに前進したが、左岸を大きくまくことも可能だ。その後の長淵はとにかく泳いだり、右に左に。その向こうに大滝と思えば、巨大堰堤が。情熱が一気に冷めて行きそう。その人工物からしばらく先はしばらく河原歩きとなるので、林道を終点まで進みショートカットする。

石楠花谷出合いからは次々と滝が現れるも、どんどん直登していく。二股25m、斜18m滝は、それぞれ右岸を高捲く。上流に行くにつれ、谷は細く水流も小さくなるのだが、滝だけは立派なものが現れる。斜18mは直登するも、岩角が丸く、また、出口に残置ピンがあるも、非常に悪い。

それからは小滝が続くも、大台ケ原らしい緑の森へと変化していく。藪こぎもなく、周遊道にとびだし、駐車場へ30分。初めての堂倉谷遡行であったが全体をとおして距離が長く、次から次 に滝や淵、大きな釜が現れ、また捲き道も踏み跡が明瞭でなく、何か試されているような谷であった。

1日目は林道辺りまでは前進しておいた方が2日目は余裕が持てるだろう。とにかく明るく、美しい谷だ。また行ってみたい谷の1つになった。