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北ア 白馬岳    2000年07月29日〜30日   記録  三瓶(礼)

    都倉・春本・松本る・山田あ・吉見・三瓶れ 

29日(ガス)8:45(猿倉)−10:00(白馬尻)−15:30(頂上宿舎サイト)
30日(晴れ)7:00(出)‐7:40(白馬頂上)−11:40(大池)−14:50(栂池)

 春に松本邸でKACの女性軍が集まった。本当は会場を山にしたかったが、天気が悪いので見晴らしの良い邸を借りた。名簿には名前を連ねるが実際山に行きたい気持ちは持ち続けていても、仕事が忙しかったり、子育てで思うように外に出られなかったりで会員同士が顔会わせも間々ならない状況である。それでも若くて体力があり自分の時間を有効に使えるうちは、会でパーティーを組み思う存分山を楽しめるが、いつかは女性がぶち当たるかもしれない問題、子育て・介護などで一旦山から遠ざかると、たまに機会があって山に入ろうとしてもすぐ会の山行に戻れない時もあるかもしれない。体力の激変的な落ち方によって付いていけない躊躇さがあるかもしれないからだ。

 女性だけで山へ行くという事は、男性をいれない閉鎖的な意味を持つものではなく、女性共通の悩み、不安をもつものとしてお互い交流の場があるということは大事な事と考える。おばちゃんになっても山に行こう、一緒に岩を登ろう、海外トレッキングしよう、若い子とも行こうと息の長い山行が出来たら素晴らしい事だと思う。そういう想いで女性陣に集まってもらい、夏山の計画がその場で盛り上がればいいなぁ、と思い、毎年都倉さん春本さんが夏に行かれているアルプスに何名か同行する事ができた。

 急行ちくまに乗り込むと同時に宴会が始まる。おしゃべりとお酒がいい勢いで回りだす。深夜に多治見より彩ちゃんが合流するまでもつだろうかと、思いながらも皆なんとぐぅーぐぅーと寝入ってしまう。冷えたビールを持ってせっかく乗り込んでくれたというの薄情な私たちであった。猿倉からの少しの林道でもおのおのおしゃべりに暇が無い。

 白馬尻から10分も歩くと、大雪渓が始まる。今年の残雪はかなり多いようだ。お花畑に出るとみな観察や撮影と楽しんだ。サイト場はもういっぱいだった。何とか張れる場所を見つけ、夕食、宴会の準備が始まる。春本コックが豪華なメニューをたてる。皆もザックの中から色々とお楽しみ品が出てくる。食べきらない、呑みきらないぐらいだ。山で太って帰る山行は初めて!!

 次の日やっと晴れ、アルプスが初めてという吉見さんもいることだし、稜線へ御来光を拝みに行く。剣が朝焼けで美しく望め、皆で記念写真を撮る。白馬を乗っ越し大池ではティーパーティーを開く。お茶を沸かしカマンベールカナッペが出てきたのには驚き、歓声が湧き起こる。乗鞍からの下りは雪渓が出てきて渋滞もありかなり時間がかかった。栂池のロープウェイは一時間待ちで暇つぶしに彩ちゃんがビールを出したのを切っ掛けにワイン、おつまみが回ってくる。ザックを担いで列に並んだまま、人の目も気にせず宴会ができる頼もしいKAC女性陣であります。るみちゃんが腰に手を当てて、ワインボックスを一気呑み。下の温泉でものんびりし過ぎて、最終バスにギリギリになり、日本海周りで帰らなければならならなくなり、ここで彩ちゃんと別れる事となった。パーティーが突然解散になり一気に酔いが覚める。
都倉隊長を始め、のんびりと楽しい山行となった。仲がいいことは良いことだ!!



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