神崎川 本流 沢登り

山行日
山域、ルート
神崎川 本流
活動内容
沢登り
メンバー
I(記)

神崎川 本流 沢登り 山行記録

今年も猛暑・・・涼を求めて泳ぎ主体の沢を計画する。
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8月19日(土)

友人が怪我で直前キャンセルとなり、結局、単独となってしまう。

神崎橋横のゲートから取り付きの取水堰堤降り口まで林道を黙々と約50分歩く。大きいヘアピンカーブを越えた辺りの看板が目印だ。登攀具を着けて沢まで下り、取水堰堤付近から入渓する。

絶好の沢日和だが、意外にも水量が多く冷たい。水は頗る綺麗だ。
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最初の瀑流は左岸を越えるが、足の短い自分?にとっては最後の一歩が出ず、思いのほか手こずる。
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続くS字小滝は右岸水際を進み、滝を越えて左岸を登る。冷水に身体が固まる。
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白色の巨岩(花崗岩?)が多いので、暗い沢特有の陰鬱さはなく、総じて明るい。
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出口の長淵を泳ぎ渡るとツメカリ谷が左から合流する。
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ここから暫く明るく開放的な河原(ゴーロ帯)を、朝日を浴びながら、ゆっくり遡る。
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途中、岩陰にスズメバチの巣があるので要注意。

白滝谷付近で登山道と荷揚げ用?ケーブルが河原を横切る。

これを越えると沢は狭まり、核心の30メートル長瀞。平泳ぎで進むが、葛川本流の泳ぎに比べれば可愛いものだ。
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連続する小滝を越えて行き、屈曲した瀞を泳ぎ進むと、天狗滝に到着。
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ここの釜は大きく深い。轟音を立てて滝が流れ落ちている。何度か接近を試みるも、水流ではじき返されるので、諦めて右岸を巻き越える。ロープが垂れ下がっているが、結構、高度感があり、急である。少し進むと短い淵があるが、最後に急流があり、必死に泳がされる(笑)
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続いて2メートル斜瀑の淵。右岸沿いを泳いで滝に取り付くが、あと一歩のところで跳ね返される。
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ここも諦めて右岸の岩の隙間を登って越える。再び淵(砂利に埋まった七丈淵)を少しの泳ぎで越えると、沢は再び広がりゴーロ帯となる。
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ここがヒロ沢出合であったのだが、気付かず少し行き過ぎてしまう。戻ってヒロ沢出合で、ゆっくりと昼食を食べる。珈琲を飲んで一服した後、登ってきた沢を歩いたり、浮いたり、泳いだりして下る。

途中、数パーティーの沢ヤさんと、ツアー客、ライジャケを来た子供達の飛び込み大会等に遭遇する。人気の沢ということを実感する。

帰りは、開放的な河原の石の上で、ゴロゴロしながら日光浴し、冷えた身体を温める。贅沢な時間だ。

気を取り直して、のんびりと沢を下り、取水堰堤付近から林道に上がる。長い林道歩いてゲートに戻ると、早朝の静寂が嘘のように、神崎橋付近は多くの家族連れキャンパーとその車で賑わっていた。

神崎川本流、明るく開放的で楽しく遊べる沢でした。入渓者、ツアー客も多く、また登攀要素も少ないので、どちらかというと初心者向けの沢という印象。足並みの揃ったパーティーなら登攀具も必要ないかも。
泳ぎの沢と思って行ったのだが、去年の葛川本流の泳ぎが凄すぎて若干の拍子抜け。スズメバチには要注意。多いと聞いていたヤマビルには幸い遭遇しませんでした。

ゲート0730~0830取水堰堤付近~0935ツメカリ谷出合~1030白滝谷出合~1100天狗滝~1150ヒロ沢出合1310~1540取水堰堤付近~1645ゲート